社団法人 いざなき会 定岡歯科医院

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Archive for 6月, 2017

腸と口の“フローラ力”で悪玉菌を減らす!

腸と口の“フローラ力”で悪玉菌を減らす!
腸と口の“フローラ力”で悪玉菌を減らす!テレビや雑誌で大きく話題になっている 「腸内フローラ」。NHKガッテン2017年夏号には、腸と口の「フローラ力」で悪玉菌を減らす!という特集が載っています。

特集では、腸内フローラの最新情報を慶應義塾大学医学部の伊藤裕教授が、次のように解説していました。
「私たちの腸の壁には、悪いものが体の内部(血管など)に入らないようにするための 「バリア機能」 があります。このバリア機能を正常に保つには腸内細菌の力が必要なのですが、私たちが腸内細菌にとってよくない食生活を送ると、腸内フローラのバランスが 崩れて腸が荒れ、バリア機能が低下してしまいます。
すると、腸内細菌が出す毒素など、本来は入ってきてはいけないものが腸の壁を通り抜けて血管に侵入。それらが血管や神経を通じて全身に広がって “悪さ” をすることがあるのです。
その悪さとは、「慢性炎症」と呼ばれる炎症です。たとえば、すい臓で慢性炎症が起きると糖尿病に、血管で起きると動脈硬化に、脂肪細胞で起きると 肥満に伴うさまざまな病気になりやすくなります。」

「では、どうすれば慢性炎症を防げるかというと、1つには腸のバリア機能を正常に保つことであり、そのためには腸内細菌にとっていい食生活を送 ること、ということになると思います。
腸内細菌にとってのいい食生活とは、彼らが好きな “えさ”を私たちが食べてあげることです。その “えさ” とは水溶性食物繊維とオリゴ糖です」。

特集の中で、口内フローラについては、次のように書かれていました。
「じつは腸と同じように、口の中にもたくさんの細菌がいて、「口内フローラ」と呼ばれています。その数およそ500種類、1000億個!彼らが、 口の中に入ってくるインフルエンザなどの悪いウィルスや病原菌を口内にすまわせないようにしてくれています。
とはいえ、口の中にいるのはいい菌ばかりではありません。口内細菌にも腸内細菌と同じように、善玉菌と悪玉菌があります。その理想的なバランス は、善玉菌が9割、悪玉菌が1割程度。健康であればこれが保たれますが、年を取るなどして体の免疫力が落ちると、悪玉菌が増え、虫歯や歯周病にな るリスクが高まります。


腸と口の“フローラ力”で悪玉菌を減らす!驚くべきことに、歯周病菌が認知症の人の脳や心筋梗塞を起こした人の心臓など、口以外のさまざまなところから見つかっているのです。
歯周病菌がそれらの病気を引き起こす詳しいメカニズムはまだ解明されていないものの、何かしら “悪さ” をしていると考えられます」と書いてありました。

配信 Willmake143

かむ力が低下すると老け顔に!?

かむ力が低下すると老け顔に!?
かむ力が低下すると老け顔に!?6月4日〜10日は、厚生労働省などが定めた「歯と口の健康週間」です。歯や口の機能が衰えると、おいしく食べられないのはもちろんですが、老 化を促進し、全身の健康状態にまで悪影響を及ぼすことが分かってきました。
週刊誌サンデー毎日の2017年6月18日号は、老化防止最前線として “健康寿命は 「歯と口」 で決まる!” という記事を載せていました。
記事の中で、口のアンチエイジングの第一人者である鶴見大学歯学部の斉藤一郎教授は 「かめなくなると脳の老化スピードが速まるというデータがあり、認知症を発症しやすくなります。栄養素の吸収も悪くなりますね。全身のバランスが取りづら くなり、転倒やつまづきが起きやすくなるんです」 と述べていました。

かむ力が低下すると老け顔に!?かむ力の低下は、顔のしわやたるみとなって表われます。
表情を作る顔の筋力が衰えて両ほほが下がる、いわゆる “老け顔” になるということは、かむ力も衰え始めているということ。
首のしわは、飲み込む力が低下しているサインだと記事には書いてありました。
かんで飲み込む行為には首すじや胸、背中にある12種類の筋肉が使われます。中でもこめみ部分にある側頭筋と、顎と頬にある咬筋が、かむ行為の中 心です。
この側頭筋と咬筋は 「頭の位置」 を決める筋肉でもあります。そのため歯が抜けてかめなくなった人に立ってもらうと、体が揺れてしまい、正しい姿勢で立ったり歩いたりできなくなるそうで す。


かむ力が低下すると老け顔に!?斉藤教授は 「かむ行為を増やして顔の筋肉を鍛えれば、しわやたるみが改善して、顔が若返る。加えて全身の姿勢も良くなるという、いいことずくめです」 といっています。
意識して口角を上げることが、顔の筋肉を鍛えることになります。一日中むっつりと不機嫌な顔でいるのでなく、筋トレのつもりで “笑顔” を心がけましょうと記事には書いてあります。

配信 Willmake143

野際陽子さんが患った肺腺がん

野際陽子さんが患った肺腺がん
野際陽子さんが患った肺腺がん俳優の野際陽子さんが2017年6月13日に肺腺がんで亡くなりました。81歳でした。
野際さんに、がんが見つかったのは3年前です。娘の真瀬樹里さんのフェイスブックによれば、2度の手術と抗がん剤治療を受けていたそうです。歌舞 伎俳優の中村獅童さんも5月18日に、肺腺がんの初期であることを公表したばかりでした。

肺がんは、進行の速い小細胞がん、肺の奥にできやすい腺がん、肺の入り口付近の太い気管支にできやすい扁平(へんぺい)上皮がん、肺の奥にできや すく比較的進行の速い大細胞がんの4つに分類されます。このうち最も多いのが、腺がんで、肺がんの約60%を占めます。
腺がんは、太い気管支が枝分かれした先の肺の奥の細い気管支にできます。喫煙者に多い扁平上皮がんなどと異なり、非喫煙者にも起こることが多いの が大きな特徴です。非喫煙者の肺がんをテーマに2017年2月16日に放送されたNHKきょうの健康の番組の中で、東京医科大学の池田徳彦教授が そう解説していました。


野際陽子さんが患った肺腺がん近年のさまざまな調査研究から腺がんが起こる要因の一つとして、「女性ホルモン」が有力視されています。
エストロゲンは高脂血症や高血圧の予防にも役立つ大切な女性ホルモンですが、月経期間の長い女性やエストロゲン補充療法を受けた(受けている)女 性の場合は、エストロゲン濃度が高くなる機会が増え、量も多くなり、肺腺がんのリスクを高めてしまうとのことです。
国立がん研究センターの調査によれば、タバコを喫わない男性の場合も、タバコを喫わない女性の場合も、大豆食品に多く含まれるイソフラボンの摂取 量が多いほど、肺がん発症リスクが低くなることが判明しています。喫煙者には、イソフラボン摂取の効果はみられないとのことです。イソフラボンの 多い大豆食品には、豆腐、納豆、湯葉、豆乳などがあります。

配信 Willmake143

命の回数券

命の回数券
命の回数券命の回数券ともいわれるテロメアが、最近、注目を集めています。NHKのクローズアップ現代は、「生命の不思議 “テロメア” 健康寿命はのばせる!」 というテーマで2017年5月16日に放送しました。また、2017年6月8日の日経新聞は、健康で長生きするためテロメアとどうつきあえばいいのかを記 事で紹介していました。

生物の遺伝子情報が収納されている染色体DNAの両端は、テロメアと呼ばれ、染色体を保護する役割を担っているそうです。
細胞が分裂するたびにテロメアは少しずつ短くなります。これに伴って細胞分裂の回数が減り、やがて分裂しなくなります。これが細胞の老化です。細 胞分裂の回数には限りがあるため、テロメアは命の回数券とも呼ばれています。
テロメアの短縮と、がんや動脈硬化、心筋梗塞、認知症といった病気との関係が分かってきました。細胞に酸化ストレスや有害物質が作用するとテロメ アが短くなり、こうした病気にかかりやすくなるそうです。
例えば皮膚がんや肺がんの場合。日光を浴び過ぎたり、タバコを吸い過ぎたりすると、紫外線や有害物質の作用で細胞が傷つく。細胞は新しくなるため 活発に分裂するようになり、これに伴ってテロメアが短くなるのです。
テロメアを研究している石川冬木京都大学大学院教授は、「日焼けや喫煙、過度の飲酒などで “回数券” を無駄遣いしないのが良い」とアドバイスしています。


命の回数券テロメア研究の業績で2009年にノーベル生理学・医学賞を受賞したエリザベス・ブラックバーン博士らが、生活習慣とテロメアの関係についての 研究成果をまとめた本を今年出版して、この分野への関心が高まっています。

ブラックバーン博士らが紹介しているのは「心理ストレスにさらされていないか」「睡眠を十分にとっているか」「適度な運動をしているか」「健全な 食事を取っているか」といったこととテロメアの状態の関係です。
特に強調しているのが、ストレスとの関係。ストレスをのぞくのにマインドフルネスと呼ばれる瞑想(めいそう)が注目されているのが、この瞑想をし たグループは、テロメアが延びたという研究成果を紹介しています。
適度な運動や適切な食生活、良質な睡眠、ストレスをためないことなどはいずれも健康・長寿の秘訣をされてきた。テロメアに注目することで生活習慣 と健康状態や病気との関係をより明確につかめそうだと日経新聞の記事は、締めくくっていました。

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がんより怖い「誤嚥性肺炎」

がんより怖い「誤嚥性肺炎」
がんより怖い「誤嚥性肺炎」肺炎は今や、がんと心疾患に次いで日本人の死因第3位です。死亡者の9割強が65歳以上で、中でも猛威を振るっているのが 「誤嚥性肺炎」。高齢者の肺炎の7割は、これに該当します。この文章は、週刊新潮が2017年6月8日号で特集した “がんより怖い 「誤嚥性肺炎」 を防ぐ完全ガイド” の見出し部分です。

そして記事の最初は、こう始まっています。
「ものを食べる時、通常は気管が自動的に閉じる仕組みになっている。この反射的な働きが 「嚥下」 であり、誤って食物が入り込んでも 「咳反射」、つまりむせたり、咳き込んだりすることで排出され、ことなきを得る。
が老化に伴って反射神経や筋肉が衰え、あるいは脳疾患などを抱えると、このメカニズムが上手く機能せずに誤嚥を引き起こし、ひいては無菌状態の肺 の中で雑菌が増殖、誤嚥性肺炎を発症してしまうのだ。例えば2012年12月に亡くなった中村勘三郎さん(57)。同年6月に食道がんを告知さ れ、手術は成功したものの、8月には誤嚥性肺炎にかかってARDS(急性呼吸促迫症候群)を発症、回復は叶わなかった」のです。


がんより怖い「誤嚥性肺炎」肺炎は通常、発熱や咳、痰などの症状が思い浮かびますが、誤嚥性肺炎においては、初期段階でわかりやすい症状が見られないことが多いとのことで す。だから、特に高齢者の場合、わずかな体調の変化に気づくことが重要になってきますと記事には書いてありました。

誤嚥性肺炎に強い病院とは、まず良い呼吸器科医がいること。加えて、言語摂食機能障害のリハビリを担う言語聴覚士がおり、看護師や栄養士とリハビ リチームを作ってアプローチしている病院が望ましいとも記事には書いてありました。
神戸常磐大学短期大学部口腔保健学科の足立了平教授は、「健康な人ならば口内の菌が誤って肺に入っても、直ちに誤嚥性肺炎は発症しません。どうい う方が危ないかといえば、まず高齢者など免疫力がおちた人です。他の発症要因としては誤嚥が日常的にあること、それから口の中の汚れ。この3つが 大きな原因となります」と述べています。
肺内で増殖し、命までも吸い取ってしまう細菌は、言うまでもなく私達の口腔が起点となっています。まさしく 「健康は歯から」 で、マウスケアをおろそかにすれば、取り返しのつかない事態を招くことになるということです。

配信 Willmake143