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アプリで病気を治療

アプリで病気を治療
アプリで病気を治療スマートフォンやタプレットのアプリを、医薬品などに次ぐ正式な治療手段にしようという取り組みが進んでいると2020年12月12日の朝日新聞が伝えていました。
法にもとづく臨床試験(治験)を経て効果が認められ、公的な保険の適用が決まったものもあるそうです。

岐阜県多治見市の男性(54)は、京都大と国立精神・神経医療研究センターが開発した「こころアプリ」の効果を調べる臨床研究に参加しました。男性にとってとくによかったと感じたのは、アプリの「書き込む」機能だったそうです。


アプリで病気を治療自身に起きた出来事と、そのときにわいた感情、なぜそう感じたのか、どうしたらよかったと思うかについて、好きなときに書き込み、内容は担当医にも伝えられます。
男性はうつ病で仕事を休職し、家で寝込んでいる時期もあったそうですが、徐々に回復し、いまは定期的な受診を続けながら職場復帰しています。
治療を担当する早稲田クリニック(岐阜県可児市)の廣江隆弘副院長は「書くことで、自分の感情を客観的にみることができたのがよかったようです」と話しています。このアプリに組み込まれているのは、心理療法の一つ「認知行動療法」という手法です。
患者が「きっとこうに違いない」と思っていることと実際に起きていることとのずれに気付いてもらい、考え(認知)や行動を修正して、問題の改善をめざす療法です。

12月に保険適用が姶まったのは、ニコチン依存症治療用の「キュア・アップSC」です。禁煙治療を受ける患者に医師がアプリを処方します。
付属機器で呼気中の一酸化炭素の濃度を測りながら使い、たばこを吸いたくなったときなどの助言が示されます。
アプリが医療機器として承認されたのは国内初です。

開発したキュア・アップ社は、高血圧などを対象としたアプリでも承認を目指していて、海外では、糖尿病や薬物使用障害といった病気の治療アプリも実用化しているそうです。
こころアプリの開発に携わる京大の古川壽亮教授は「アプリはいわぱ、ポケットに入れて持ち運べる治療者。認知行動療法が広まるきっかけになる」と期待しています。

配信 Willmake143